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東日本震災において大きなダメージを受けた、ケア提供者のためのセミナー「癒す心・癒されるこころ」と題して実施しました。
| プログラムの概要 | |
| 12月11日 県立大船渡病院 (該当病院職員と広域11か所の医療機関職員) | |
| 10:00~12:30 医療者へのアロママッサージ(予約者) 12:15~12:45 受付 案内 12:45~12:50 開 会 黙とう 12:50~13:30 癒しの音と音楽 〜編鐘とギターでつづる物語 小馬崎達也さん 13:30~15:00 ①お話 山添 正さん 「癒し癒されるというスピリチュアルケアについて」 (ロールレタリング) 15:10~16:00 ②お話とワーク 大下大圓さん 「呼吸法、瞑想療法による癒し効果」実習瞑想療法 16:05~16:15 全体会(質疑応答など) 16:15 閉 会 |
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| 12月12日 県立釜石病院(対象:病院職員) | |
| 17:30~17:45 受付 案内 17:45~17:50 開会挨拶 釜石病院 17:50~18:20 開会 癒しの音と音楽〜編鐘とギターでつづる物語 小馬崎達也さん 18:20~19:40 お話しとワーク 大下大圓さん 「緩和ケアとスピリチュアルケア~呼吸法を体験して」 18:00 閉 会 |
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| 報 告 | |
| 大船渡病院でのケア提供者のセミナーに参加して NPO法人スピリチュアルケアワーカー協会々長 山添 正 | |
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北上での打合せ会から始まった今回のケアする人へのケアセミナー 医療ネットワーク「つなげるつながる委員会」高橋美保認定看護師 |
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| 当日参加者の感想 | |
「癒す心・癒されるこころ」ケア提供者のためのセミナーが、岩手県のボランティア「つなげるつながる委員会」とNPO法人日本スピリチュアルケアワーカー協会の共催によって、12月11日岩手県立大船渡病院で開催されました。
10時からは医療者へのアロママッサージが実施され、施術を受けられた方の中には災害発生後、被災患者の対応のために身内の不幸にも帰宅できなかった医療者がおられました。このようにセミナーはアロママッサージから始まり、音楽に由る癒し、言葉に由る癒し、瞑想に由る癒しと多彩な癒しの内容です。
講義室でのセミナーは、今回の災害で亡くなられた人々の冥福を祈る黙とうから始まりました。最初の演者は、ギタリストで、久乗編鐘奏者、作曲家でギタリストの小馬崎達也さんの演奏でした。編鐘とお聞きして、昔楊貴妃に関する中国映画で、玄宗皇帝が銅鐸のような形をした楽器を今回のように小さいものから大きなものを順に並べて演奏しているのを聞いたことがありました。

論語(述而 第七)の中に「子 斉に在りて、韶を聴くこと三月、肉の味を知らず。曰く、図らざりき、楽を為すのここに至らんとは」という韶を聞いて、孔子が三カ月も肉の味を忘れるほどに感動した言葉があります。編鐘2500年の伝統音楽の音色に私も言葉を失い、編鐘の余韻の中で私は講義を始めざるをえませんでした。
私は言葉と癒しの問題を取り上げ、ワークとしては往復書簡法(ロールレタリング)を実施することにしました。ロールレタリングはゲシュタルト療法の理論を基礎にしていますので西洋的な理論が基礎にありますが、日本人が考え出した方法で、人に見せずに自分が役割を変えて自分の中のたとえば、亡くなった母親と手紙を交換するというワークです。私たち日本人は、傷ついた人を「そっと見守る」ということが大切で、「どうしたの、こうしたら」と聞いたり言うことは、タイムリーでないと「土足で人のころろに入るこむ」ことになり、嫌われる時があります。

しかし、カウンセリングのように言葉を使って話すことでの癒しもあります。トラウマ的喪失に、そして日本人のメンタリティに言葉に由る癒しはどうあったらいいか、今後も現地でケアに当たられる方に問題提起しました。
最後に大下大圓さんが、「呼吸法、瞑想療法による癒し効果」というお話と、ワークをされて会は盛況のうちに終わりました。
その後、私は北上市に戻るのですが、どうしても遠野物語で有名な遠野市に寄りたいと言うことで、行っていただきました。その時の運転手をして頂いた平澤さんのお話ですと、これから私たちが訪問する遠野市のスタッフの唯是さんとは、今回の「つなげるつながる委員会」のリーダーの斉藤さんが、災害当日から行方が分からなくなり、唯是さんがミクシーに「誰かご存じないですか?」と伝言板を出したところ、平澤さんが、「午前中陸前高田へ向かった」と言う、リーダーの消息に関するお返事を書かれたということです。
唯是さんは「ああ彼は亡くなったのかも」と思われたと言うことですが、もちろんリーダーはご健在で今回のマネージメントとを担当していただきました。二人は直接お会いしたことがなく、今遠野で初めて実際にお会いすることになったと言うのです。
私のわがままで北上市へのルートを変更していただいたことで、お二人が直接お会いできる機会になったことに、また「つなげるつながる」という御縁の不思議を感じました。
大圓さんと小馬崎さんはその後釜石に向かわれました。私とアロマグループは3日間で終わりましたが、大変有意義な研修会が出来ました。これは、斉藤さんはじめ、「つなげるつながる委員会」の皆さんのおかげだと思っています。ここには記しませんが、関係していただいた皆さんにお礼を申し上げます。ありがとうございました。
このたび当協会のメンバーが中心となって、東日本震災において大きなダメージを受けたケア提供者のためのセミナー「癒す心・癒されるこころ」と題して実施しました。
平成23年12月11日(日)と12日(月)で、会場は11日、岩手県立大船渡病院講義室 12日は県立釜石病院講堂でアロママッサージ、講演、音楽療法を実施しました。また12日の昼間は釜石の仮設住宅のサポートセンター平田地区、日向地区、大槌町三枚地区で音楽とお話の集いを開催しました。
この活動のきっかけは当協会副会長の大下が、震災前の昨年10月に盛岡市で開催された日本死の臨床研究会全国大会の講師で参加したときに、会場係りなどで知り合った北上市の医師、看護師との連携によってご縁ができ、直接津波の影響を受けなった北上市を中心とする医療ネットワーク「つなげるつながる委員会」(事務局:訪問看護ステーションあゆみ、高橋美保認定看護師)と当協会の主催によるものです。
またこの事業には、高野山災害対策本部、財団法人磯野ケアの資金支援もあり、現地では岩手県立大船渡病院、県立釜石病院をはじめ岩手県介護支援専門員協会、気仙介護支援専門員協会、岩手県訪問看護ステーション協議会、不動寺などの後援を頂いての開催となりました。
プログラム案は、それぞれ昼間約45名(大船渡病院)、夜約60名(釜石病院)の実施でしたが、初日には当協会会長の山添正が、自身の心の痛みの体験を話されたあとで、ロールレタリングという心理療法を説明し、実際に参加者の手紙を書いてもらってセラピーを行いました。その後大下が瞑想療法の説明と音楽を活用した実習を行いました。
今回は両病院も震災後の院内での研修会は初めてで、これまで患者さんや家族のケアに費やされてきたことで、ケアする側のスタッフの課題には取り組めなかったということでした。
そして最初の研修を「職員の癒しのセミナー」としてできたことをたいへん貴重な時間であったと釜石病院の緩和ケア医師小原さんは、参加者へコメントされ、「自分自身が癒された」と話されました。また大船渡病院の村上医師も「癒しのアロマや音楽、お話で本当によかったです」とコメントされました。

釜石と大槌の仮設住宅サポートセンターでは、高齢者を中心の参加者でしたが、スタッフも家族を津波で失っている人も多く、癒しのプログラムで「とても楽になりました」とプログラムが終わってからお話される方もいました。個々にはまだまだ癒されない深い悲しみや憤り感があり、今後これらの心のケア、スピリチュアルケアがもっと重要になって来ると予想されます。
特に現地の実情に即応した、きめの細かい配慮ある活動が望まれます。大船渡病院ではできれば年2回ほど実施してほしいという希望があり、釜石病院長も「ぜひ再びきてほしい」と要望がありました。
震災から9ヶ月目の11日、大船渡病院でのケアする人のケアセミナーには、病院の看護師さんや医師、地域の施設職員から訪問看護ステーション看護師まで、50名程の方にいらしていただきました。
初めて聴く編鐘やギターの音色、大下さんの瞑想療法で、参加された方々はこころが少しだけ緩んだようです。その後、釜石や大槌の仮設サポートセンターをまわっていきました。デイに参加されている方々はもちろん、そこで働いている方々が、終わった後、とても良い顔をされていたのが印象的でした。
大槌では、以前知り合った方が前日よりお好みやさんを開業したとのことで、おじゃまして美味しくいただいてきました。開店したばかりというのに、次から次へお客さんが集まってきていて、近くにある焚き火では、自然と人の輪ができていました。
知り合いの訪問看護ステーション所長さんに誘われ、近くのサポートセンターにも飛び入りでお邪魔させていただき、「いろは唄」や「般若心経」をギターの伴奏で一緒に唄う時間。編鐘の音色と大下和尚さんの講話に、ずーっと手を合わせながら聴いていたおばあちゃんもいました。
今回は地元の齊藤さんや遠野社協の唯是さんもご一緒だったこともあり、どこに行ってもスタッフの知り合いがいて、それぞれの近況を話したり、気になっていた方のお話を聴いたり、泣いたり、笑ったりの時間が多くありました。
施設で働いている方は、「利用者さんの笑顔が見られると嬉しいから、もっともっと笑顔を見たいから、そのためにできることをたくさんしていきたい」とお話してくださいました。
どのかたも被災されて、大切なご家族を失っている中、「だからこそ自分たちが元気にならなきゃ。」と。ケアを提供する立場でずっと走りっぱなしだった方々が、ほんの少し緩んだ気持ちになり、また明日ケアが必要な方々へ向き合っていく、こんな機会が数多く必要なのかもしれません。
釜石病院では、これまで職員の研修会は震災以降開催されていなかったということで、今回のセミナーが、新たな日常への一歩となっていたことも嬉しかったです。
たくさんの方のご縁が不思議なほどに、つながって、つながって今回の3日間となりました。どこにいっても「祈る」ということ、そのことでこころが穏やかになり、誰かと「つながっている」ということが、人の大きなちからになることを、あらためて感じられた時間でした。
こんな貴重な機会をいただいた山添さん、大下さんをはじめ、小馬崎さん、齊藤さん、千葉先生、皆さんに心から感謝です。
<2011年12月10日 県立大船渡病院セミナー 感想>
◆このような話をきくことができて、とても良かったです。この続きをまた是非ききたいと思います。ありがとうございました。
◆自分を見つめる為のロールレタリングや瞑想法があるということがわかり良かった。
自分でストレスを感じた時に思い出し、あるいは、普段の生活の中で生かせればと思います。遠いところから来ていただきありがとうございます。
◆マッサージ、音楽、お話と今日は思いっきりリラックスさせていただきました。ありがとうございました。
◆最近スピリチュアルケアに興味をもっていたので隣市で開催することを聞き、参加できましたことをうれしく思います。もっと大下先生のお話をくわしくおききしたいです。ありがとうございました。
◆手紙は書けませんでした。申し訳ありません。音楽療法、呼吸法、瞑想療法は本当にリラックスできました。
◆とても癒されました。このようなセミナー、なかなか受けられません。ありがとうございました。
◆なかなか聞けないお話でしたのでこのような機会を与えていただいたことに感謝いたします。ロールレタリング法は実は私にとってきびしいものでした。先生のおことばをお借りすれば時期タイミングがちがうのか・・・さけているだけかもしれませんが・・・。瞑想で少しリセットさせてもらいました。もっと大下先生のお話をじっくりおききしたいと思いました。
◆参加して良かったです。ありがとうございます。
◆今まで“スピリチュアル”の言葉の意味がなかなかつかめずに来ました。学生時代(私は看護学校卒ですが)、やはり人間のスピリチュアルな所も大事だとよく言われてきました。難しいなと思いました。仕事柄、精神疾患を持った人と関わることも多くあります。目に見えない所に原因があるからこそ、何が原因なのか明確でない、とても難しい疾患だと思います。とても興味深い内容でした。また聞きたいです。
◆看護師をしています。人というのは縁でつながっているのだなと常日頃、また今日震災に際し特に感じているところです。人は一人で生まれ、一人で死んでいくけれど色々な縁で人生を楽しく、また悲しく濃いものになっていくんだなと思いました。「つなげるつながる委員会」という組織も知りましたし今日はとても良縁に恵まれたと思います。本当にありがとうございました。
◆ギターや瞑想など心地よくてウトウトしてしまいました・・・。山添先生のロールレタリング、時々やってみたいと思います。悩んだ時道が開けるようなきがします。
◆瞑想をして気持ちがスッキリした。今後もやってみたい。
◆短い時間でしたが自分を見直しすることができた。その方法もわかり今後もできたらと思います。色々な所でできればいいと思いました。ありがとうございました。
◆今日はセミナーに参加できて良かったと思います。
◆おりんとギターの演奏でいやされました。久しぶりに勉強したような感じがします。ロールレタリングをあとでゆっくり行ってみたいと思います。
◆今回の研修会に参加してとても良い時間を過ごす事ができました。ありがとうございました。
◆ケア提供者のためのセミナー、参加させて頂きました。ケア提供する側も、客観的に自分を見ることができ続けないと、壁にぶつかると思っていたので、瞑想することなどで自分を解放できることで明日からのケアをまたよりよく出来るのかなと感じました。どのお話ももう少しゆっくりと学びたかったです。ありがとうございました。
◆人は人によって育てられる、支えあうから人なんだと改めて実感できました。貴重な時間でした。
◆どうもありがとうございました。日本人の宗教についてわかりやすく説明していただきました。寄り添うというときには生死観、大切だと思いました。本買って勉強したいとおもいます。
◆充実した時間を過ごさせていただきました。ストレスとの向き合い方を考えていきたいと思いました。ありがとうございました。
◆幸せな気持ちでいっぱいです。生きていることに感謝している今です。高年老となってしまった今、今何どのように今日のお話の内容が活用できるかわかりませんが、残された日々を自分のために、楽しく病にならないよう、役立てていきたいと思いました。本当に来てよかった。ありがとうございました。
◆来てくれてありがとうございました。気にかけていただいたことがとてもうれしく思います。うまく言えないですが、ずっとつらくて誰にも言えずにいたんですが、自分に向き合えそうです。また来てください。ありがとうございました。
◆日頃の自分を見つめなおすいい機会になりました。心がかるくなりました。
◆スピリチュアルケアの「伴走的」という点にとても感じるところがありました。仕事でお付き合いしている方々とも一緒に考えていきたい、伴走的でありたいと思うものの、なかなか実践できていない面がありました。反省も含め、セミナーに参加させていただいて感じたことを今後にいかしていこうと思います。ありがとうございました。
◆ロールレタリングは大変参考になりました。
◆「癒す心、癒されるこころ」に参加してとても良かったです。とても穏やかな気持になりました。ありがとうごさいました。
◆本日午前に心のケアを受け、午後この書いに出席できました。自分では大丈夫と思っていても自分の心の癒しをしなければ他の人の癒しをできないのではないかと思いました。
◆今日はありがとうございました。身体に入っていた力がいい具合に抜けたような感じがしました。明日からも頑張れる力をいただきました。
◆震災を経験した者としてこの会に参加できて良かったです。
◆ずっと和尚さんのお話を聴きたかったです。
◆とても素敵な時間をもてました。ありがとうございました。
◆こんなにのんびりしたのは久しぶりでした。自分のためにもゆったりすることって大事なんだなあと感じさせられました。ありがとうございます。
◆とてもゆったりした雰囲気の中でいろいろな話を聴かせていただき、体験をさせていただいてとても癒されました。どうもありがとうございました。
◆とても心地良い時間を過ごせました。ありがとうございました。
◆心理学に興味があり参加しました。震災も経験し、多くのことを感じました。前を向かないと、と思っています。
◆気持ちの良い音楽、空間でした。またの機会をお待ちしています。
◆震災が昨日の出来事のような10年くらい前の出来事のような、、、日々訪問看護をしながら、毎日震災後の沢山の方達と関わっています。少しでも町の方達が元気になれるよう、今日私が元気になれたので、この元気を返していきたいと思いました。今日は本当にありがとうございました。
◆1日1回瞑想の時間を作ってみたいと思いました。自分自身を見つめて、毎日の生活に取り入れていけたらと思います。ありがとうございました。
◆「瞑想」を初めてさせていただきました。自分自身の四肢、体幹の存在が感じられなくなり、仕事を始めてから約20年で初めて「無」を自分の中に得られた感じでした。ありがとうございました。